リンケージ識別子を用いた複製

1.立体的な円を描き、MovieClipシンボルに変換します。
2.その際、「シンボルに変換」のダイアログボックス内の「リンケージ」の所のアクションスクリプトに書き出し最初のフレームに書き出しにチェックをいれます。識別子は名前と一緒で構いません。サンプルではmaru_mcとなっています。
3.ステージ上にボタンを作成します。サンプルでは四角型になっています。インスタンス名「square_btn」とつけました。
4.メインのタイムラインの1フレーム目にフレームアクションを記述します。


square_btn.onRelease = function(){ /*squareボタンがクリックされたら*/
this._parent.attachMovie(maru_mc,maru1_mc,1,{_x:200,_y:100}); /*シンボル内のmaru_mcからステージ上にmaru1_mcインスタンスを配置する。その際深度は1、_xは200、_yは100に設定*/
}


5.ステージ上のMovieClipインスタンスは消去しておきます。ステージにはボタンシンボルのみ配置してあります。
6.Ctrl+Enter(ムービープレビュー)を実行します。
7.→完成Movieを見る

☆解説☆
function(){}…ユーザー定義関数。これは自分で好きに設定出来る。functionの後に半角スペース、設定する関数名、()、その後に処理ブロックを設定。
_parent…一つ上の階層を指し、基本的に親MovieClipを指す。HTML、XHTMLの「../」と同じ。通常ではthis._parentとして使用する。
attachMovie(○、□、☆{、△})…ライブラリからMovieClipから生成する。○はリンケージ識別子、□は生成するMovieClipインスタンス名、☆は深度(数値)。△は初期化情報。
リンケージ識別子…ライブラリからMovieClipシンボルを生成するときに使用する。リンケージプロパティで設定するインスタンス名と深度は同一階層にないものを設定する。深度には0以上の値を設定したほうがよい。□で新規インスタンスを設定したら、_x、_yプロパティ設定を使い、表示位置を変更する。これを初期化情報で設定する。